猫風邪が心配なあなたへ|愛猫を元気に長生きさせるための健康管理術

げぼくの務め
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今回は、こんな悩みにお答えします。

この記事を読んでわかること
  • 猫風邪ってどんな病気?
  • 猫風邪が再発する原因
  • お家で出来る猫風邪対策


猫がくしゃみをしたり、目やにが出たりすると「もしかして猫風邪かも・・・」と心配になりますよね。
我が家の愛猫も保護した時に猫風邪を患っていて、くしゃみや目やにがひどく、結膜炎もなかなか治りませんでした。

軽い症状で済むこともあれば、繰り返し風邪をひくことで体力が奪われ、将来的に健康を損ねてしまうこともあります。

この記事では、「猫風邪=よくあること」と軽視せず、“長生きしてもれうために今何ができるか”にフォーカスして話しています。

猫風邪ってどんな病気??

猫風邪とは、上部気道感染症のことを言い、風邪のような症状から「猫風邪」と呼ばれています。

猫風邪と言われる感染症
  • 猫カリシウイルス 
  • 猫ヘルペスウイルス


「猫風邪」と聞くと大したことないように思うかも知れませんが、実は人間の風邪と違ってなかなか厄介な病気なんです。

猫風邪の感染と症状について

猫風邪は飛沫感染するため、外猫のほとんどが感染しているとも言われています。

猫風邪の主な症状
  • 結膜炎
  • くしゃみ・鼻水 
  • 食欲不振 
  • 発熱 
  • 口内炎

感染しても症状が出ない場合もありますが、一般的には2日~10日ほどで発症し、症状が現れます。鼻水やうんちなどの分泌物からも感染するので、保護した猫ちゃんも猫風邪にかかってることが多いですね。

まいまい
まいまい

そよちゃんはとにかく結膜炎がひどくて、保護して暫くは右目が塞がってる状態でした。

猫風邪はワクチン接種で予防出来る

猫風邪は感染前ならワクチン接種で予防が可能。

外に連れ出すことがなくても細菌が原因で引き起こすこともありますから、最初のワクチン接種はしっかりとやっておくといいですよ。

猫の寿命はのびている、でも「健康寿命」は??

最近のデータでは、猫の平均寿命は15歳を超えています。
医療の進歩や完全室内飼いが増えたことなどにより、昔に比べて長生きする猫が増えました。

でもその一方で気になるのが「健康寿命」。
“生きているけど病気がちでつらそう・・・”そんなシニア期をおくる猫もすくなくないのです。

慢性的な猫風邪は、呼吸器のダメージや食欲低下、免疫力の低下を招き、健康寿命えお縮めるリスクも。

また、子猫や免疫力が落ちている猫にも注意が必要です。

猫風邪を「いつものこと」にしないためにできること

まずは動物病院で診てもらうことですが、あまり症状が改善しない、再発を繰り返すといった場合は飼い主さんのケアも大事。

「体が弱いのかな・・・」と心配になるかも知れませんが、それは“体質”だけのせいではありません。

生活環境やケアの積み重ねが、風邪を寄せ付けにくい体をつくります。

そよ姫
そよ姫

お世話になっている獣医さんからのアドバイスです。

まいまい
まいまい

結膜炎以外軽症だったので(暴れて投薬がうまくいかない)、このの方法で症状が改善しました。

空気よりも“湿度”が命

猫にとって快適な部屋の温度は26〜28度、湿度は50〜60%
乾燥は、猫の呼吸器系に大きな負担をかけます。

特に冬~春にかけての乾燥は、免疫力にも影響してくるので、エアコンや加湿器を使って一定の温度・湿度を保つようにしてあげてくださいね。

まいまい
まいまい

そんなそよちゃんのように加湿器の蒸気をなめてしまう猫ちゃんには、蒸気が出ない『加湿空気清浄機』がおすすめだよ。

キャットフードを「予防食」として見直す

好みや価格で選ぶのではなく、体力維持・免疫力アップを意識した食事に変えてみるのも効果的。
実際、フードの変更で毛艶が良くなったという話はよく聞きます。

フードを選ぶ時のポイントは、

  • 主原料が肉
  • 余計な添加物が入っていない
  • 糖質が30%以下

の3つ。

詳しくはキャットフードの選び方で解説しています。

フードについて何もわからないという猫初心者さんは、今後も役に立つことなので、初心者向けキャットフード記事を読んでみてください。


ちなみにですが、私が選んだフードは次の2つ。


当時まだ1才未満だったので、高タンパクフードを遠慮なく選びました。
(高齢になってくると高タンパク質はよくない)

効果としてはまず便が安定し、毛艶がよくなったこと。
そしてなんと、目やにも減り特に症状もなく、獣医さんにも「このまま維持してあげてくださいね」と言われました。

猫風邪の症状が落ち着いた猫
目やにがなくなりおめめぱっちりなそよちゃん。まだ痩せている。

ストレスが免疫力を削っていく

模様替えや来客など、“人にとっては些細なこと”が猫には強いストレスになることも。
安心できる隠れ家的な場所を用意し、猫の好む「変化の少ない生活リズム」を意識してあげましょう。

更には、1日2回猫と遊んでストレスを発散させてあげること。

運動や狩猟本能を満たす行為は、免疫力アップに効果的とされています。
実際、獣医さんや専門家の方なども一貫して勧めている長生きの秘訣は、「猫とちゃんと遊ぶこと」です。


「猫との遊び方」については『猫と楽しく遊ぶコツ』で詳しく書いています。
遊んでくれないからと、諦めないでくださいね。

治ったように見えても油断しない、猫風邪再発

猫風邪は、一度感染すると体内にウイルスが残ることがあるので、再発しやすいのが特徴。
特に寒暖差のある季節は、免疫力が一時的に落ちるので症状がぶり返すことも。

大切なのは、「もう大丈夫そうかな」と安心せずに、ちょっとした変化を見逃さないように観察すること。

「どうせまたすぐ治まるだろう」と放置してしまうと、子猫の場合死んでしまうこともありますし、成猫でも食欲の低下によって危険な状態になることも。

悪化してからでは治療の負担も大きくなるので、少しでも気になる症状があれば早めに獣医さんに相談しましょう。

まいまい
まいまい

悪化するとこじらせるどころか危ないから気をつけてね。

猫風邪とうまく付き合うことが長生きへの近道

完治が難しい猫風邪ですが、適切な対処をすることで健康寿命を延ばすことは十分に可能です。

先ほども紹介した、

  • 冬場は暖房と加湿器で温度と湿度を管理
  • 安心できる空間をつくってあげる
  • 食事の質をあげる

などの工夫をするだけでも、全然違ってきますからね。

また、これらの習慣は猫風邪だけでなく、あらゆる病気の予防にもなります。

症状が重い場合は薬での治療となりますが、薬はあくまで治療の補助であり、自力で治すためには結局根本的な部分を改善しない事には意味がありません。

理想は自力での自然治癒。

飼い主さん自身が猫さんの免疫力を高めるサポートをしてあげてください。

【まとめ】“たかが風邪”が未来を変える

風邪は一過性の病気かも知れません。
でも、何度も繰り返せば、それは猫の“未来”に影響します。

猫が一日でも長く、快適に、幸せに飼い主さんのそばで暮らせるように。

私たち飼い主にできることは「今」から始める健康管理。

“たかが風邪”を“されど風邪”に。
その視点が、他の病気からも猫を守る結果となり、猫との暮らしを素敵なものに変えてくれます。


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